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ロレックスのオーバーホールにかかる費用や期間とは?頻度や必要な理由なども解説

高い精度と信頼性で人気を誇るロレックスの時計。定期的にオーバーホールを行うことで、寿命を延ばすことができます。

今回は、オーバーホールとは何か、オーバーホールの必要な理由や頻度、費用の目安、作業の流れなど、ロレックスのオーバーホールについて気になるポイントをご説明します。

ロレックスの時計を長く愛用されたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ロレックスのオーバーホールとは?

ロレックスのオーバーホールとは、時計のすべての部品を分解し、掃除や清掃、注油、調整、修理などを施して再度組み立てる作業のことを言います。

あまりにも長期間オーバーホールを行わないと、場合によっては腕時計の駆動をつかさどる部分(ムーブメント)をそっくり入れ替えることもあります。

ロレックスを長く愛用するためには、オーバーホールを定期的に行うことが大切であり、これは、機械式の時計だけでなく、クォーツ時計の場合も同様です。

ロレックスのオーバーホールはなぜ必要なのか?

ロレックスを長年使用していると、見た目にはわからなくても内部の潤滑油が劣化したり、パーツが摩耗・劣化したりします。

そのため、これらを定期的に交換しなければ、ロレックス本来の機能や性能を保つことはできません。

また、オーバーホールを行わないと不具合も発生しやすくなり、高額な修理費用がかかってしまう可能性もあります。

オーバーホールをしなければどうなる?

定期的にオーバーホールを行わない場合、潤滑オイルやゴムパッキンによる問題などが起きます。

例えば、時計内部の潤滑オイルが汚れたり切れたりすると、100を超える部品同士が磨耗したり傷つき部品が痩せて本来の機能が維持出来なくなります。

その状態で時計を使用し続けていると、発生した金属粉が潤滑オイルと混ざり合い、部品の摩耗はさらに加速してしまいます。

また、パッキンなどのゴム部品を定期的に交換しないと、劣化によって弾力性が失われ、本来の気密性を確保できず防水性能が保てなくなります。

その結果、水分や湿気が時計内部に入り込み、ムーブメント、文字板や針が錆びてしまい、正確な時刻を刻めなくなる可能性もあります。

オーバーホールとメンテナンスの違いは?

時計のオーバーホールとは、先ほど説明したように機械を分解し点検や修理を行うことです。

一方で、メンテナンスは、時計を正常な状態で動くようにするために維持や管理を行うことを指します。

また、特定の部品や部分的な修理点検・整備点検という意味合いで使われることもあります。

メンテナンスの流れで、結果的に時計を分解しオーバーホールを行うこともあります。

オーバーホールが必要なロレックスの時計とは?

ロレックスの時計を購入してから数年経過した場合やクオーツ時計の場合、不具合が電池交換や精度調整だけで修正できない場合は、オーバーホールが必要です。

例えば、時計内部から異音がする、リューズの感触が重くなった、時計内部に水分が侵入してしまった場合などは、オーバーホールが必要となる可能性があります。

ロレックスのオーバーホール、年に1回は必要?

一般的にロレックスのオーバーホールは、機械式時計の場合3〜5年に1度、クォーツ時計の場合4年に1度の頻度で行うのが望ましいです。

使用環境や頻度などによって、オーバーホールが必要なタイミングは異なるため、ご自身のロレックスの状態を確認しながら適宜オーバーホールを依頼しましょう。

ロレックスの時計は、製造後何年までオーバーホールできる?

ロレックスは、製造が中止された廃盤品も含め、生産終了後25年間は修理交換パーツを製造したり保管したりしています。

つまり、少なくとも25年前までに購入した時計であれば、国内正規店(メーカー)でもオーバーホールを受け付けてもらえ、純正部品での修理も可能です。

しかし、生産終了後30年を超えると修理に必要な部品を取得できないケースが増え、国内正規店(メーカー)にオーバーホールを受け付けてもらえないリスクも高まります。

その場合でも、時計修理専門店によっては、交換部品のストックや社外の代替品、もしくは自分の店舗内で作り出した部品などで柔軟に対応してもらえることもあります。

ただ、相応の費用がかかるケースも多いので、信頼できる修理業者に依頼できるよう事前に問い合わせることをおすすめします。

ロレックスのオーバーホールの工程(流れ)とは?

ロレックスのオーバーホールの主な工程は次の通りです。

1. ケースからムーブメントを取り出す

2. パーツを分解して外し、修正や調整をする。破損しているパーツは交換する

3. 超音波洗浄で各パーツを掃除する

4. 歯車の軸、可動部分などに潤滑オイルを挿しながら組み立てる

5. 精度や防水性をチェックする

ロレックスのオーバーホールにかかる料金は?

ロレックスのオーバーホールの料金はモデルによって異なり、一般的な料金相場は次の通りです。

国内正規店(メーカー)のオーバーホール料金相場

国内正規店(メーカー)だと、安心して任せることができる上、2年間の保証書の発行や純正パーツと交換できるなどのメリットもありますが、費用は高めになります。

基本技術料金(税込)の例

  • デイトナ:88,000円〜
  • GMTマスター:77,000円〜
  • サブマリーナ:77,000円〜
  • デイトジャスト:71,500円〜
  • デイデイ:88,000円〜

パーツ交換が発生すると、技術料にパーツ代が加算されます。

※2023年7月時点での参考料金です。ロレックスでは、オーバーホールの料金は、定期的に変わりますので詳しくは直接お問い合わせください。

時計修理ワタナベのオーバーホール料金相場

ロレックスのオーバーホール実績を多数持つ、時計修理専門店「時計修理ワタナベ」であれば、国内正規店(メーカー)修理料金の半分以下の相場で済むことが多いです。

基本技術料金(税込)の例

  • デイトナ:49,500円〜
  • GMTマスター:27,500円〜
  • サブマリーナ:24,750円〜
  • デイトジャスト:24,750円〜
  • エアキング:24,750円〜
  • デイデイト:38,500円〜

国内正規店(メーカー)の場合と同様に、技術料にパーツ代が加算されます。

ロレックスの修理を行った際の支払い方法は?

修理の際の支払い方法は依頼先によって異なります。

特定の支払い方法を希望する場合は、事前に確認しておきましょう。

時計修理ワタナベでロレックスの修理を行った場合は、次のような支払い方法が利用できます。

来店でのお支払い

  • 現金
  • クレジット
  • PayPay
  • 各種電子マネー(交通系IC、iD)

郵送でのお支払い

  • ヤマト運輸代引き(現金、クレジット、各種電子マネー)
  • 銀行振込(振込手数料は弊社負担)

ロレックスのオーバーホールにかかる期間・日数は?

国内正規店(メーカー)でロレックスのオーバーホールを行う際は、通常1ヶ月〜1ヶ月半ほどかかります。

時計修理専門店の場合は、時計のモデルや状態、部品の在庫状況などにより異なりますが、約2週間〜1ヶ月で行えます。

ロレックスのオーバーホールは時計修理ワタナベにお任せを!

時計修理ワタナベは、「時計を愛する方々に高い品質の修理技術を適正な価格で提供したい」というモットーで、適切な料金と迅速な対応を心がけている時計修理専門の会社です。

機械式の複雑時計の修理を得意としており、ロレックスをはじめ、オメガ・ブライトリング・ジラール・ペルゴなど、数多くの高級時計修理の実績を誇っています。

時計修理ワタナベは自社内修理で品質維持

時計修理ワタナベでは、受け付けた修理を社外に頼ることなく自社内で修理する自社内修理率を高めることで、国内正規店(メーカー)同等の品質維持に努めています。

メーカーの半分以下の期間で修理が可能

国内正規店(メーカー)での修理は1ヶ月〜1ヶ月半程度ですが、時計修理ワタナベでの修理は、お見積りに5営業日、お見積り承認後2週間でオーバーホール後の時計をお渡し可能です。

他店で断られた修理も時計修理ワタナベなら対応可能

長年培ったノウハウやスイス研修で得た知識と技術、材料卸業者とのネットワークを活かした多方面での対応が行えます。

他店で断られたり、海外修理で半年以上かかると言われた時計の修理も遠慮なく相談ください。

修理保証期間は2年間

国内正規店(メーカー)や修理店ともに修理保証期間は1年間を設けていることが多いですが、時計修理ワタナベでは、オーバーホールの修理保証期間は2年間(24ヶ月)を設けていますのでご安心いただけます。

※アンティーク時計の場合は6ヶ月の保証です。

時計修理ワタナベのロレックス オーバーホールの修理事例

多数の修理実績の中から、4つの事例をご紹介します。

case1:ロレックス GMTマスターⅡのオーバーホール+部品交換

型番(ref.)116710LN
修理金額40,000円
修理内容使用していると時々止まるということです。原因は振り石が欠けてしまったことによるものでした。振り石は人工ルビー製の為簡単に欠けてしまうものではありませんが、常に衝撃を受けているパーツであり、また製造時に何かしらのエラーがあったとのではないかと考えられます。今回はオーバーホール、振り座交換の修理内容となりました。

case2.ロレックス デイトジャストのオーバーホール+部品交換

型番(ref.)16200
修理金額46,440円
修理内容突然止まってしまったとのこと。内部を確認してみると、アンクルの爪石の片方が外れてしまっていました。爪石を留めているシェラック(熱を加えると溶ける接着剤のようなものです)が劣化していたようです。外れただけならば再度取付直せばよいのですが、外れた爪石が欠けてしまっていたためアンクルの交換が必要となりました。今回はオーバーホール、アンクル交換の修理内容となりました。

case3.ロレックス エアキングのオーバーホール+部品交換

型番(ref.)14000M
修理金額49,000円
修理内容針回しができなくなってしまったとのこと。原因は小鉄車、ツヅミ車の歯欠けによるものでした。長期メンテナンスを行っていなかったこと、、針回しのトルクが非常に重くなった状態で針回し操作を行ったことによりパーツの破損に繋がりました。今回はオーバーホール、パーツ交換(ツヅミ車、小鉄車)の対応となりました。

case4.ロレックス サブマリーナのオーバーホール+部品交換

型番(ref.)16610
修理金額29,000円
修理内容落下させて12時のインデックスが外れてしまったとの事。また落下の衝撃により、ムーブメントをケースに固定するための機械止めネジのツバが欠けていました。その他のパーツには落下による不具合はありませんでした。今回はオーバーホール、機械止めネジ交換、12時インデックス取り付けの修理内容となりました。

以下のページでは、さまざまな修理事例を紹介しています。

時計修理ワタナベでのロレックス オーバーホールの修理の流れ

時計修理ワタナベでロレックスのオーバーホールを行う際は、次のような流れになります。

STEP1:お電話やメール、来店でお問い合わせ

お気軽にお問い合わせください。ブランド・モデル・不具合症状をわかる範囲で説明いただければ、概算御見積をお伝えします。

STEP2:時計を弊社へ送付

送料は無料です。無料で精密機器用梱包ボックスセットの郵送も承ります。

STEP3:お見積りの連絡

約1週間でお見積をご連絡します。ご予算に合わない場合もキャンセル料はかかりません(弊社からメーカーに修理を依頼する場合は、キャンセル料が発生することがあります)。

STEP4:オーバーホールを行い、時計を返却

オーバーホールの修理を行った時計は、2年間保証(アンティーク時計は6ヶ月保証)のほか、税別2万円以上のオーバーホールの場合には、次の2つの特典も付きます。

特典1:修理した時計の外部及び内部の画像の進呈(SDカードもしくは印刷)
特典2:時計ボックスに入れて納品

時計修理ワタナベに寄せられたお客様の声

ここでは、時計修理ワタナベをご利用いただいたお客様の声をご紹介します。

口コミ1
オーバーホールで伺いました。アポ無しで直接行ってしまいましたが丁寧に対応いただきました。受け取り時も修理時の写真の入ったマイクロチップをくれるなどとても良かったです。また利用させていただきます。

口コミ2

息子にプレゼントしてもらった時計を、洗濯してしまい、、購入店からの修理見積が13万円!ネットで口コミの良い修理店を探して、何件も回りましたが、見てももらえず、修理出来ません無理です!と断られて、もう諦めるしかないかと思っていた所、すぐ見てくれて、その場で概算で2.5〜3万円との事。他の店で交換部品が多く高額だったので、心配になり開けて見ないで大丈夫ですか?って思わず聞いた所、、大丈夫です!って即答。説明もして頂きホントにホッとしました。高い時計ではないけど、、思い入れがあったので涙が出てしまいました。感謝です。修理はもちろん完璧!とても丁寧で心ある対応のお店です。。皆さんにオススメします!!

口コミ3
難しい修理に丁寧に対応いただきました。ありがとうございました。修理後のアフターサービスも含めて、素晴らしいです。特にヴィンテージをお持ちの方には超お薦めです。

口コミ4
どこも受け付けてくれない古い時計の修理完璧にやってくれました。

口コミ5
メーカーでの修理が高額過ぎた為、他で修理出来ないか探しておりました。何社か断られましたがこちらでは快く引き受けて頂けました。金額もリーズナブルで仕上がりも早かったです。他にも時計を持ってるので、またお願いしよう思ってます。

口コミ6
祖父から譲り受けたロレックスのオーバーホールをお願いしました。時計を預ける際に仕上げを勧められ、その際実際に仕上げされたものを見せていただき仕上げもお願いしました。修理を終えた時計は見違えるほど綺麗になっていて、傷をつけるのが怖くて使用を控えています笑購入後修理をしていない時計があるので、また近いうちにお願いしようと思ってます。

今後も、社員一丸となってお客様にご満足いただけるサービスをご提供できるよう努めてまいります。

まとめ

ロレックスを長く使い続けるためには、定期的なオーバーホールが必要です。

国内正規店(メーカー)にオーバーホールを依頼することもできますが、よりリーズナブルかつ迅速に修理したい方は、ぜひ時計修理ワタナベに一度お問い合わせください。

オーバーホールに限らず、部品作成・部分修理・防水検査・傷取りまで、修理の事なら何でも対応可能です。

お問い合わせをいただければ、基本料金や概算のお見積りを無料でお伝えしますので、まずはお気軽にご連絡ください。